『G-LOC AIR BATTLE』は、セガの名門開発チームAM2によって1990年にアーケード市場へ投入されました。タイトルの「G-LOC」は、パイロットが高加速(G)により意識を失う「G耐性喪失(G-induced Loss Of Consciousness)」を意味し、本作が追求した硬派な超音速空戦体験を象徴しています。プレイヤーはエリートパイロットとなり、F-14を彷彿とさせる戦闘機を操り敵軍に立ち向かいます。本作は当時のセガが誇るアーケード基板「System Y」を採用し、強力な2Dスプライトの拡大縮小機能によって滑らかで臨場感あふれる3D飛行視点を実現。DX版筐体には機体の動きに連動する可動式油圧シートが搭載され、アーケードゲーム史に名を刻むテクノロジーの傑作となりました。
核心となるのは「ターゲットのロックオン」と「タイムマネジメント」です。本作は純粋なフライトシミュレーターではなく、制限時間内に敵を次々と撃破していくハイテンポなシューティングゲームです。
画面中央の緑色の枠はロックオンレーダーです。敵機を捉えて警告音が鳴ったら、即座にミサイルを発射して精密に撃破しましょう。ミサイルの弾数には限りがあるため、後半に現れる爆撃機や大型ターゲットのために温存し、通常の戦闘機はバルカン砲(機関砲)の連射で仕留めるのが基本です。最大の難関は厳しいタイムリミットで、ターゲットを撃墜するごとに残り時間がわずかに回復します。敵のミサイルにロックオンされた際(画面に赤いLOCK表示)は、レバーを左右どちらかに全開に入れ、スロットルを緩めて急旋回(回避機動)を行ってください。対地攻撃時の引き起こしタイミングをマスターして地表への激突を回避し、効率的な撃墜ペースを維持することが勝利への鍵となります。