「サムライスピリッツ」シリーズの歴史において、三作目は極めて実験的な作品です。前二作の華やかな色彩を捨て、血生臭く重厚な、リアルな格闘感を追求しています。ゲームの最大の特徴は「剣質選択」であり、同じキャラクターでも「修羅(通常タイプ)」と「羅刹(テクニカルタイプ)」では全く異なる技の組み合わせを持っています。また、本作は攻めのリターンを大幅に強化し、大ダメージを与える「背後からの攻撃」や、空中での防御が可能なシステムを導入しました。そのゲームバランスは古参プレイヤーの間で評価が二分しますが、その独特なアートスタイルと革新的なシステムは、後の格闘ゲームデザインに大きな影響を与えました。
キャラクター選択時には、必ず自分の戦闘スタイルに合わせて剣質を選びましょう。修羅はキャラクターの伝統的な技を継承しており、堅実な立ち回りに適しています。一方、羅刹はより攻撃的であったり、特殊な投げ技やコンボを持っていたりすることが多いです。例えば、羅刹の覇王丸は有名な「旋風裂斬」を持ち、羅刹の橘右京は全く異なる設置型の技を持っています。
本作では、相手の背後に「回り込む」ことが勝利の鍵となります。ダッシュや特定の移動技で相手の背後に回り込んで攻撃すると、ダメージに驚異的なボーナスが付きます。ゲームの「避け動作」(通常はA+B)を利用すれば、相手の大斬りを身をかがめてかわし、瞬時にその側面に回り込むことができます。これは重い武器を持つキャラクターへの重要な対抗手段です。
怒りゲージが満タンになった時、すぐに武器破壊技を出すのではなく、通常攻撃のダメージが大幅に上昇していることを活かしましょう。本作は「空中ガード」に対応しており、前作ほどジャンプは危険ではありません。ただし、一部の特定の技は空中でガードできない点に注意が必要です。空中ガードを利用して相手の技の空振りを誘うことは、ハイレベルな対戦における必須テクニックです。
本作の最終ボスである壬無月斬紅郎は、極めて理不尽な攻撃判定とダメージを誇ります。彼との対戦では、不用意にジャンプしてはいけません。彼の対空大斬りは、一瞬で体力の半分を奪います。緋雨閑丸の傘を使った攻撃のような、リーチの長い牽制技を使い、ガードからの反撃でじっくりと体力を削っていくことをお勧めします。