当時、『ストリートファイター』が市場を席巻していた中で、『ウォーザード』は全く異なる道を歩みました。本作は「対戦格闘版ボスラッシュ」とでも言うべき内容です。プレイヤーは人間の対戦相手と繰り返し戦うのではなく、グリフォンやヒュドラといった、圧倒的な迫力を持つ巨大なモンスターに立ち向かいます。ゲームには経験値とレベルシステムが導入されており、プレイヤーは戦闘で得られる宝箱によって攻撃力や防御力を上げ、新たな必殺技を習得することができます。加えて、マルチエンディングシステムやパスワードコンティニュー機能も搭載されており、これらは当時のゲームセンターでは非常に珍しい仕様でした。その極めて美麗なグラフィックは、30年後の現代から見ても、ドット絵の最高峰と言えるでしょう。
純粋なテクニック重視の対戦格闘ゲームとは異なり、本作では「レベル」が非常に重要です。序盤のステージでは、コンボを駆使してできるだけ多くの宝箱を獲得することをおすすめします。キャラクターがレベルアップすると、体力の上限が増えるだけでなく、より重要な点として属性攻撃(炎、氷、雷など)がアンロックされます。異なるボスに対しては、属性の相性を利用することで戦闘を有利に進めることができます。例えば、氷属性のモンスターに対しては、レオの炎属性をまとった攻撃を使うことで、絶大なダメージを与えることが可能です。
本作のボスAIは非常に賢く、闇雲に攻めると広範囲の攻撃判定に捕まってしまいます。「ガードキャンセル」をマスターすることが、クリアの鍵となります。相手の攻撃をガードした瞬間に、前方向と攻撃ボタンを押すことで、素早く反撃できます。同時に、青い「オーブ」を計画的に使うことも重要です。これらのオーブは超必殺技を放つための消費アイテムであるだけでなく、属性コンボを発動させるための鍵でもあります。