『ポケットモンスター そらの王者』は、『ポケットモンスター エメラルド』をベースにエンジンレベルで徹底的な再構築を施した、ドイツ発の殿堂入り級ハック作品(同人改造ゲーム)です。
『Pokémon Sovereign of the Skies』は、ドイツの著名な改造チームが長年の歳月をかけて作り上げた作品です。物語の舞台は、最新テクノロジーと古典的な美しさが共存する全く新しい「アスパー地方(Asper Region)」。この世界では、「チーム・アムラス(Team Ammuras)」と呼ばれる謎の組織が、空を司る古の伝説の力を奪おうと画策しています。本作で最も驚くべき点は、そのビジュアルの進化です。制作陣はベースとなった『エメラルド』の素材を完全に排し、ニンテンドーDS世代の『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』に近いスタイルの精緻なドット絵で、全マップの建物、キャラクターの歩行グラフィック、そしてフルアニメーション背景を伴う戦闘画面を描き直しました。さらに、第4世代から第7世代の技、物理・特殊の分化、メガシンカの実装に加え、非常にハードコアな動的NPC難易度調整システムを搭載しており、ファンメイド改造作品のクオリティを新たな次元へと引き上げています。
核となる要素は「視覚的な探索」と「高知能AIによるハードコアなバトル」にあります。
最初に選ぶ3匹(御三家)は細かく調整されており、それぞれ非常に競技性の高い隠れ特性(夢特性)を持っています。序盤は、中盤以降に覚える豊富なタイプ一致の大技で、頻出するくさタイプ、むしタイプ、はがねタイプの敵に有利に立ち回れるほのおタイプを選ぶのが強く推奨されます。本作のNPCの戦闘AIは大幅に強化されており(敵は交代によるサイクル戦や、状態異常によるコントロール、相性補完のサブウェポンを巧みに使いこなしてきます)、単なるレベル差によるゴリ押しで突破するのは困難です。アスパー地方を探索する際は、積極的にポケモンを捕まえ、技構成を練る習慣をつけましょう。各地に隠れている「技教え(Move Tutors)」を活用し、主力アタッカーに相性補完の技を早めに覚えさせることが重要です。中盤のパーティには、チーム・アムラスの幹部が多用するあくタイプやどくタイプに対抗できる「フェアリータイプ」や強力なエスパータイプを編成することをお勧めします。重要な空中要塞や終盤のジムに挑む際は、メガシンカのタイミングを見極め、タイプ耐性を活かした交代(サイクル戦)を駆使することが、高難易度のバトルを制する鍵となります。