『ポケットモンスター My Ass』は、『ポケットモンスター ファイアレッド』のエンジンをベースに制作された、伝説的なハチャメチャ系パロディ改造作品です。
『Pokémon My Ass』は、従来のポケモンの全年齢向けでアットホームな雰囲気を完全に打ち砕いた異色作です。ゲームの基本的なマップ構成や一本道のストーリー進行はカントー地方を踏襲しているものの、テキスト、シナリオ、キャラクター設定のすべてが徹底的に覆されています。本作の主人公は夢を追う純粋な少年ではなく、口が悪く短気な青年として描かれ、オーキド博士も不潔で風変わりなマッドサイエンティストへと変貌を遂げています。ゲーム内にはアメリカのポップカルチャーのネタや、卑猥な言葉を盛り込んだダジャレ、公式の伝統的な設定に対する容赦ない皮肉が充満しています。シナリオは非常に下品で悪ノリが激しいものの、バトルの根幹にはGBA版ポケモンのコアなメカニクスがしっかりと残されており、物議を醸しながらも爆笑を誘うカルト的な人気を誇る改造作品となっています。
本作の核となる楽しみ方は、「罵詈雑言が飛び交う環境でバトルの面白さを見出すこと」と「数々の理不尽な展開への対処」にあります。
ぶっ飛んだ序盤に慣れる:ゲーム開始直後の会話から、大量の罵倒語やパロディが炸裂します。最初のポケモンを選ぶ際も、NPCから皮肉たっぷりのコメントを浴びせられますが、深く考えずに使い慣れた御三家を選べば問題ありません。序盤のトキワの森や1番道路でのレベル上げ中もNPCのセリフは非常に支離滅裂ですが、それらのテキストを読み解くことこそが本作最大の醍醐味です。
タイプ相性と改造NPCに注意:シナリオはふざけていますが、ジムリーダーやボスキャラのステータスは一切手加減がなく、一部の幹部のパーティ編成はオリジナル版の『ファイアレッド』よりも狡猾です。本作では多くの街の施設の機能がパロディとして入れ替わっており(民家がバーになっていたり、NPCから奇妙なアイテムを貰えたりするなど)、新しい場所に到着したら必ずすべての建物を探索し、技の範囲を広げるための重要な「わざマシン」を揃えておきましょう。
ストレス耐性を高める攻略ルート:中盤以降、悪ノリの激しいロケット団や強化された四天王と対峙する際、彼らの暴言に戦術を乱されないようにしましょう。パーティには素早さの高い物理アタッカー(ウインディやカイリキーなど)を育成し、クラシックなタイプ相性を活かしたサイクル回しで敵のスキルを凌ぎつつ、高威力のタイプ一致技で押し切るのが、この荒唐無稽なカントー地方の旅でチャンピオンに輝くための近道です。