『ポケットモンスター ホウエンズ・ラストウィッシュ』は、『ポケットモンスター エメラルド』のエンジンをベースに大幅な改造を施した、終末世界を舞台とするストーリー重視のファンメイド改造作品です。
『Pokémon Hoenn's Last Wish』は、非常に重厚なストーリーを描くファンメイドのナラティブ作品です。舞台は同じくホウエン地方ですが、その世界観は劇的な改変が加えられています。グラードンとカイオーガによる古代の戦いが完全に制御不能に陥り、ホウエン地方の広範囲が砂漠化、あるいは海洋の異変に見舞われ、かつての秩序は崩壊しました。プレイヤーは廃墟の中で目覚めた若きトレーナーとなり、地方全体の生きとし生けるものの「最後の願い」を背負い、世界の秩序を取り戻す力を持つジラーチとレックウザを探す絶望的な旅に出ます。本作では荒廃したスタイルに刷新された新たなマップチップ(タイル)が採用され、現代の物理・特殊分類やフェアリータイプも実装されています。戦闘難易度は高く、ストーリー中には多くの選択と心を抉るような展開が待ち受けており、壮大な叙事詩のような体験が味わえます。
核となる要素は「終末世界でのリソース管理」と「高負荷な環境における逆境からの逆転」にあります。
序盤のパートナー(御三家)の選択:最初に選べる御三家のタイプや技は、終末環境に合わせて微調整されています。生存能力が高く耐性に優れたポケモン(みず・じめんタイプを持つアチャモの改変版や、ミズゴロウなど)を選ぶことを強くおすすめします。序盤は物資が乏しくフレンドリィショップの道具も高価なため、草むらで特性「ものひろい」を持つポケモン(ジグザグマなど)を捕まえ、アイテムを収集させることで、序盤の経済的なプレッシャーを大幅に軽減できます。
過酷な終末天候への対策:ホウエンの生態系崩壊により、多くのフィールドやボス戦では「おわりのだいち(ひざしがとてもつよい)」や「はじまりのうみ(つよいあめ)」が永続的に発生します。これらのエリアでは、天候に合わない技(例:「おわりのだいち」下でのみずタイプ技の無効化)が致命的に制限されます。プレイヤーは天候を強制的に上書きできる、あるいは特性「ノーてんき」を持つポケモンをパーティに用意して対抗する必要があります。
ボス戦の突破口:敵組織や暴走した伝説のポケモンのAIは非常に高度で、ステータス補正も受けているため、従来のレベル上げによるゴリ押しは通用しません。中盤以降のバトルでは、タイプ相性によるサイクル(受け回し)を駆使し、「どくどく」や「やどりぎのタネ」といった割合ダメージを与える耐久戦術を活用しましょう。「まもる」や「みがわり」を持つ耐久型のポケモンで強敵をじわじわと追い詰めることで、絶望的な状況下でホウエンの「最後の願い」を果たすことができるでしょう。