『ポケットモンスター ダークライジング』は、『ポケットモンスター ファイアレッド』をベースに高度な改造が施された、殿堂入り級のクオリティを誇るハードコアなシナリオ重視の改造ポケモン作品です。
『Pokémon Dark Rising』は、プレイヤーを「コア地方(Core Region)」という名の新たな舞台へと誘います。物語は、主人公が見たアルセウスと世界の危機に関する宿命的な夢から始まります。プレイヤーは選ばれし少年となり、闇の勢力に蝕まれた世界を救う旅へと出ることになります。本作は完全に独立したオリジナルの世界観を持つだけでなく、従来のポケモンの冒険をより壮大なRPGスタイルの叙事詩へと昇華させています。多世代のポケモンを収録し、現代的な物理・特殊分類を実装。最大の特徴は、極めてハードコアで挑戦的な高難易度曲線にあります。NPCやジムリーダーの手持ちや技構成は非常に競技性が高く、多くのプレイヤーから自身の対戦技術を証明するための試金石と見なされています。
核となるゲームプレイは「格上相手の耐え凌ぐバトル」と「深みのあるタイプ相性補完(サイクル)」にあります。
最初の3匹(御三家)の運命の選択:ゲーム序盤では、非常にハイスペックなドラゴンタイプの御三家(フカマル、モノズ、キバゴ)が提供されます。フカマルを選ぶことを強く推奨します。ガブリアスに進化後は優れた素早さと攻撃の種族値を持ち、「ドラゴン・じめん」のタイプ構成は、序盤に頻出するどくタイプやでんきタイプの敵に対して絶対的な優位性を誇ります。
地獄級難易度におけるレベル管理:本作の野生ポケモンやトレーナーのレベル上昇は非常に激しく、最初のジムリーダーの時点で、リメイク元の『ファイアレッド』の常識を遥かに超えるレベルに達しています。序盤の攻略において、1匹のみに頼る「単騎突破」は厳禁です。必ず草むらでパーティ全体のレベルを底上げし、相手の火力を削ぐために「いかく」特性(コリンク進化後のレントラーやガーディなど)を持つポケモンを捕まえましょう。
戦術的な駆け引きによる局面打破:中盤以降のジムリーダーや悪の組織の幹部との決戦では、敵は完璧な個体値(6V)と高威力の技、そして隙のない技構成を兼ね備えています。闇雲に殴り合うだけでは、瞬く間に全滅を招きます。プレイヤーはタイプ相性による受け出し(無効化や耐性を利用したポケモンの交代)を熟知し、パーティに「さいみんじゅつ」「でんじは」「どくどく」といった状態異常技を用意して相手のテンポを崩す必要があります。さらに「つるぎのまい」や「めいそう」などの積み技を組み合わせて一撃で仕留め、十分な回復アイテムを備えてこそ、このDark Risingの高圧的な洗礼を乗り越えることができるのです。